切子灯篭
切子灯篭は、浄土真宗のお盆に荘厳するお仏具です。
お内仏に切子だけを飾り、関やお縁への“お迎え提灯”も必要ないとされております。
「切子」と呼ばれる提灯には、地域によって色や形が様々あるようです。
しかし、浄土真宗の切子灯篭は“東”用と“西”用でつくりが決められております。
当店の切子は伝統的な製造方法で作られており、在家向けの小型切子も、寺院様向けの高品質な切子と同じつくりです。
真宗大谷派(東)用
真宗大谷派専用の切子灯篭には、主に以下のような特徴があります。類似品にご注意ください。
・切子面の頭は紺と赤の染め分け
・頭の上部に彫刻
・紙飾の先端は筒状
当店では、寺院様からも注文やご紹介をいただく高品質な切子をご案内しております。
当店の切子燈篭(上等品)の特徴のひとつは、和紙の品質です。
熟練職人の手づくりによる最高級の手漉き和紙を使用しております。
紙の白・紺・赤の各色は、紙を漉く原料・紙料液の色で、紙自体の色です(「漉き込み和紙」)。
後染め和紙やナイロン紙と光の透過性や深みが異なります。
部材は木製で、丁寧に塗り上げられております。頭部分は、くさびを使い組み上げます。
大量生産が難しい、付加価値の高い工芸品です。
寸法は頭の切子(正方形)の一辺の長さが基準となり、寸(1寸=約3cm)が単位となります。
全長は3寸が85cm、4寸が110cm、5寸が140cm、6寸が170cmです。
東 3寸 No.01
半間仏間。壁側の切子が仏壇の前へかかってきますので、小型の3寸に。
東 4寸 スタンド120cm No.02
半間仏間。板脚スタンドを使うと、切子下は花台として利用することも。
東 4寸 スタンド198cm No.03
高さ110cm程のお仏壇には、4寸切子を120cmスタンドで。
東 4寸 No.04
仏間巾100cmの場合は、壁側の切子が窮屈になり、経机はわずかに右寄り。
東 4寸 No.05
一間仏間ですが、地袋が通常より高いつくり。4寸はスッキリとした印象に。
東 4寸 No.06
モダン仏壇にも切子を。床の間長押より、吊り棒を使って取り付け。
東 5寸 スタンド198cm No.07
五尺仏間(巾150cm)。経机とスタンドの板脚がきれいに納まります。
東 5寸 スタンド198cm No.08
半間仏間で両側に余裕があれば5寸。スタンドで吊り下げ位置の調整も容易。
東 5寸 No.09
天井に金具を取り付け、吊り棒(30cm、折り曲げ可)を使い高さを調整。
東 5寸 スタンド198cm No.10
仏間(床ノ間)は一間、お仏壇は半間用(20号)。仏壇とのバランスで5寸に。
東 6寸 スタンド198cm No.11
一間仏間。198cmスタンドに6寸を掛けると切子下の空間はわずかに。
東 6寸 No.12
一間仏間には6寸をお勧め。大型仏壇に負けない力強さのあるサイズ感。
浄土真宗本願寺派(西)用
浄土真宗本願寺派の切子灯篭には、主に以下のような特徴があります。類似品にご注意ください。
- ・切子面の頭は白一色
- ・頭に花飾り
- ・頭上部の冠は赤色
- ・紙飾の先端は切り抜き
当店では、寺院様からも注文やご紹介をいただく高品質な切子をご案内しております。
当店の切子燈篭(上等品)の特徴のひとつは、和紙の品質です。
熟練職人の手づくりによる最高級の手漉き和紙を使用しております。
紙の白・紺・赤の各色は、紙を漉く原料・紙料液の色で、紙自体の色です(「漉き込み和紙」)。
後染め和紙やナイロン紙と光の透過性や深みが異なります。
特に西切子は紙飾りが先端まで切り抜きで細いため、手漉き和紙を二枚合わせにして強度と重量を増しています。
そのため少々の風でも紙飾りは舞い上がりません。
東切子が西切子に比べると価格が割高なのは、張り合わせにするため和紙の使用量が多いことも要因の一つです。
部材は木製で、丁寧に塗り上げられています。頭部分は、くさびを使い組み上げます。
大量生産が難しい、付加価値の高い工芸品です。
寸法は頭の切子(正方形)の一辺の長さが基準となり、寸(1寸=約3cm)が単位となります。
全長は3寸が90cm、4寸が120cm、5寸が150cm、6寸が180cmです。
西 4寸 スタンド198cm No.1
半間仏間。切子下の空間は、スタンドの板脚を花台にお花を飾ることも。
西 4寸 No.02
半間仏間で片方が壁に場合、4寸は逆側をわずかに外側へ広げます。
西 5寸 スタンド198cm No.3
仏間は一間ですが、仏壇サイズとの相性で5寸に。スタンドだと移動も容易。
西 5寸 No.04
一間床の間に仏壇サイズの相性で5寸。長押吊り下げ、スッキリとした印象。
西5寸 スタンド198cm No.05
半間仏間で両側に余裕があれば5寸。スタンドで吊り下げ位置の調整も容易。
西 6寸 スタンド198cm No.06
一間仏間。198cmスタンドに6寸を掛けると切子下の空間はわずかに。
西 6寸 スタンド198cm No.07
リビングに半間用仏壇。広い空間ですので6寸。スタンドもブラウン。
西 6寸 No.08
家紋入り紋座を釣り手に。本来、切子以外の提灯は必要ありません。
寺院用
寺院用の大型切子も取り扱っております。受注製作ですので、納期の確認をお願いいたします。
在家用では4寸や5寸が、寺院用では7寸や8寸のお問い合わせが多いです。
西 8寸 No.01
西8寸は全長約240cm。切子は頭が重く、8寸のスタンド掛けは危険です。
西 8寸 No.02
寺院の天井は高く天井材も堅木が多く、取付け代をご請求させていただきます。
西 7寸 No.03
西7寸は全長約210cm。スタンドは規格品を改造します。納期は約1ケ月。
西 7寸 No.04
切子7寸のスタンド掛けは、スタンドと柱を固定することをお勧め。
東 6寸 No.05
2間のお内仏に6寸。天井より60cmの金属製吊り棒を使って吊り下げ。
西 6寸 No.06
西6寸はスタンド190cmに隙間なく納まります。安定感があります。
西 6寸 No.07
切子1対は頭と紙飾りに分けた、2個の紙製化粧箱に収納されます。
西 6寸 No.08
大きなサイズは納期がかかります。まずは早めのお問い合わせを。